父、旅立つ

このブログでも紹介してきましたが・・・
今日のお昼過ぎに、父が旅立ちました。

特別養護老人ホームに入所して5年、医療系有料老人ホームに入居して1週間足らず。
突然と言えば突然だし、急と言えば急なのだけれど、難病の認定患者で痰を吐き出せない状態だったので、いつもいつも覚悟はしていた。
ただ、有料老人ホームに入居した時はものすごく上機嫌で、今までやらなかった新聞めくりをせっせとやっていたので、「もう少し生きられるはず」と私は思っていた。
なんだか・・・あっけない、と言うか。

父は78歳。
平均寿命には満たなかったけど、精一杯生きたと思う。
本来、発病後15年と言われる難病で、17年生きた。
最後の死に目には、誰も会えなかった。
でも、口を開いて、眠っているようだった。(父は寝ている時、いつも口を開けている)
聞くと、痰を喉に詰まらせたのではなく、尿がうまく輩出できず、高カリウムになったらしい。だから、意識不明になったまま心臓が止まった、ということなのだろう。

父の通夜は明日。
でも、明日は私はステージがある。
ステージが終わったら、すぐに斎場へ向かう予定だ。通夜には十分に間に合う。そして、私が不在の間は夫と弟が父の側にいてくれる。
夫は喪主2回、葬儀委員長1回を経験している大ベテランなのだ。
「心配せんと、しっかりやってこい」
と言ってくれた。
本来なら私は父の側にいるべきなのだが、明日のステージは、私が生徒さんの着替える時間稼ぎのソロを踊る。初級者とも一緒に踊る。絶対に休めないのだ。
駆けつけた弟が、
「オヤジ、絶対にわかってくれてるよ」
と言った。
夫と弟に甘えさせていただくつもりだ。

ショックはない。
特養入所以来、いつも覚悟はしていたから。
そして、後悔もない。
父は精一杯生きた。私や家族もみんな、精一杯やれた。
でも、できれば、もう一度、私が踊っている姿を見せたかったなぁ、とは思う。
明日はできる限り、踊ろう。
きっと、父は見てくれている。
16年前、メリーモナークを見に来てくれた時みたいに、食い入るように見てくれるだろうな。
がんばろう、お父さんのために。

この記事へのコメント

  • 椿山

    きっと見てらっしゃると思います。
    素敵なフラになるでしょうね。
    応援しています。
    2019年05月25日 06:34
  • ホヌスキー

    突然のことで驚きました。機嫌よく老人ホームに入居されたとうかがってましたので、安心していたところでした。お父様のご冥福を心よりお祈りいたします。小百合先生は本当によく介護されたと思います。お疲れも、悲しさもあるかと思いますが、きょうのステージを新たな第一歩としてどうぞゆっくり進んで行ってください。ご自愛ください。
    2019年05月25日 08:15
  • かな子

    心よりお悔やみ申し上げます。

    以前より読ませていただいておりました。
    フラのお写真の笑顔と、何事にも前向きで全力で取り組まれるご様子にいつも元気をいただいておりました。

    天国に旅立たれたお父様もきっと応援してくださることと思います。素晴らしいステージになりますように。
    2019年05月26日 14:22
  • シゲコ

    先生以前プアアカハイでお世話になったシゲコです。お父様残念でしたね。先生のご苦労は在籍中ずっと聞いていたので先生もお疲れになりませんように。
    2019年05月26日 15:55