スタートダッシュ

いつの間にか、年が明けている、という感じだった年末年始。
まぁ、とにかく忙しかったのである。
3が日が済んですぐに義弟の役所への届出があったり、いわゆる「正月ボケ」を味わうこともなく、あっさり過ぎた年末年始であった。
私の夢は・・・
いつか、いつか、年末年始を温泉宿でのんびり過ごす、というヤツなんだが・・・一生、かないそうもない。

レッスンは暦の関係もあり、7日から始まっている。
で、翌日には義弟の通院ダブルヘッダー、その翌日は夫の用事の役所めぐり、その後の2日間はみっちりレッスンがあり、トドメは金曜夕方の父の通院・・・。
いやはや、今年も年が明けて2週目からいきなりスタートダッシュである。

父の通院であるが・・・
12月の通院時、私が父に首を絞められたのは、以前このブログに書いた。
あれから1ヶ月。
昨日の夕方の通院は、リフト付きタクシーではなく、夫が休みを取って車を運転してくれて、母と私の3人体制であった。
3人も必要? と思われるかもしれないが、絶対に必要なのだ。
ここ2ヶ月、父は暴力を振るう。私が首を絞められたのも、その一環だ。
もちろん、筋萎縮症があるので非力なのだが、当たり所が悪かったりすると非常にイタイ・・・。
昨日の犠牲者は母だった。
夫が父をお姫様抱っこ(!)して車に載せた時、父のズボンの裾が少しめくれた。それを直そうと母が父の足下にかがもうとした時、強烈な肘鉄を母に喰らわしたのだ。肘は母の目の上を直撃。相当痛かったと思うのだが、それよりも母にとっては「心」の方がショックだったに違いない。父に首を絞められた時の私と同じように。

リフト付きタクシーで行った先月と違い、父はおおいに車内で叫んだり拳骨を振り回したりして暴れた。
・・・おかげで、医院に着いた時にはぐったり疲れてくれて(!)、診察も注射もまぁまぁスムーズだった。
あくまで、まぁまぁである。
注射のために診察台に寝かせる時は、やはり大暴れする。ただ、先月の教訓を踏まえ、先んじて私が父の両拳をつかんで離さなかったので、父は医療機器を破壊したり投げたり私の首を絞めることもなかったのだ。
・・・来月もこの方法でいかねば。

父は現在、自力で歩くことも立つことも、何にもつかまらずに座っていることもできない。
要するに、立位保持も座位保持も不可能なのだ。
普通なら、この状況だと身体障害者の認定が受けられる。
そうすると、リフト付きタクシーの料金補助が受けられるのだが・・・
身体障害者の認定に必要な検査を父がもう理解できないので、検査が不可能なのだ。
通っている主治医は身体障害者認定医師なので、相談してみたが、検査内容を考えると、とても無理だという結論に至った。
以前は、人の言うことは全く理解できなかったが、物で示されると理解できた。
例えば、3ヶ月前までは、握力計を差し出すと、自然に受け取って、ぎゅうと握る。こうして握力は測れていた。
ところが昨日は、目の前に握力計を差し出されても、指で針をいじるばかりで、握力計を「握る物」と理解しなかった。
先月は、医師がペンライトと銀色の薄べったい棒(舌を押さえるヤツ)を口のそばに持って行くと、父は自然に口を開けてア~ンできた。
しかし昨日は、全く無反応どころか、顎を開こうとした私の手に抵抗して、ぎゅう~っと歯を噛みしめてしまう。
言われたことは理解できなくても、「物」を見れば理解できていた父は、とうとう「物」にも反応をしなくなった。

なんだか・・・また一層、認知症が進んだような感じだ。
約1年前に、「重度認知症」の認定を受けたが、その頃より、ずっとずっと進んでいる。
これ以上進むと・・・「重度認知症」の呼び方はどうなるんだろうか???
「最重度」とかになるのか???
それとも、「重度レベル1」とか「レベル2」とかいう呼び方があるんだろうか?
父が「重度」を超えるレベルに達していることが、私を何とも言えない気分にさせる。
悲しい、というのとはちょっと違う。
むなしい、と言うか、信じられない、と言うか。いったい、どこまで進むんだろうか、という恐怖もある。

今年はのっけから、気のやむことが多い。
・・・が、巨大なタラバガニは美味しかったし、A5ランクの松阪牛も美味しかった。元旦から外国人の道案内をし、新春初祈祷も受けた。
まぁ、良いこともあったのである。(ほとんどが食べることばかり)
人というのは、「良いこと」はすぐに忘れてしまい、「イカンこと」ばっかり覚えている。
しかし、それではいけない。
「良いこと」をちゃ~んと心に刻んで、「イカンこと」を忘れるようにせねば。
そして、「良いこと」に感謝せねば。
さぁ、今年も頑張るぞ~!



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