虫、虫、虫~!

昨日は夫の実家の大掃除に出かけた。
その家に一人暮らししている義弟は、知的障害者作業所が主催する社会見学に参加していて不在なので、私一人の集中した大掃除になった。
義弟はいつも、大掃除を手伝ってはくれるのだが、如何せん、つい遊んでしまう。歌を歌っているだけならよいのだが、そのうち身振り手振りが加わり、雑巾はマイク代わりとなる。そしてある時突然、ぼ~っとしてしまう。ぼ~っとするのに飽きると(約30分間はぼ~っとする)、私の後ろをくっついてきてしゃべりまくる。ヒマな時なら、そのおしゃべりに付き合えるのだが、必死に掃除している最中だと、これはなかなか困る。私の作業が進まないのだ。
昨日は義弟が不在だったし、天気も良かったので、とてもはかどった。

洗濯槽のカビ取り、風呂釜の洗浄、階段と2階の廊下のワックスがけ・・・と進み、窓磨き
義弟は当然だが、タバコを吸わないので、室内側の窓はまぁまぁキレイだ。
しかし・・・夫の実家は名古屋から車で1時間ちょいの田園地区にある。屋外側の窓は、どこからか飛んできた土埃(ほとんどが庭からの)で、真っ白な状態だった。
・・・というのは、想定内だ。
我が家でも、町中とはいえ、屋外側の窓には砂埃がついて白くなったりする。今年は台風の影響か、我が家でも窓磨きは例年よりも時間がかかった。
室内側の窓を磨いた後、脚立を持って屋外へ。
まずは水拭きからしようと、網戸を外した。
すると・・・
虫、虫、虫~!

巨大な蜘蛛、トカゲ、その巣や産み付けられた卵、名前のわからん虫が大量にわいていた。それに加えて、雑草の花粉や種、枯れた葉っぱが混在している。
一瞬、「高圧洗浄機、買おうかな・・・」と思ったくらいだ。
しかし木造家屋なので、それは難しい。
「・・・・・」 ←この行間を慮っていただきたい
まずは、窓の下の地面に生えている雑草を引き抜いた。家屋に沿った場所は、草刈り機での伐採が難しいので、夫もこの場所は厳しく雑草を刈っていない。大量に生えている雑草を手で引き抜いていった。この雑草の葉っぱには見覚えがある。
ミントなのだ。
そう、オシャレなカフェなんかで、アイスクリームの上にのっかっている、あの葉っぱだ。
私のような、庭造りを趣味としている人や、ガーデニングがお好きな方はよくご存知だと思うが、アレは絶対に地植えしてはイカンものなのだ。
だいたい、ハーブは強い。ミントはその中でも王様級だ。
ほんの1株を地植えしても、一気に広がる。根っこも深い。地下で根っこが縦横無尽に広がっていくのだ。
だから普通は、コンテナに植える。
・・・それが地植えになってる。

ミントはその根っこを伸ばし、家に沿って、ず~っと根を張っていた。
ぶちぶちぶち・・・
と、ミントを家の土台から引き剥がす。
すると! 大量のテントウムシらしき虫が、ミントの葉の下からぶわ~っと飛び立った!
なんじゃ~ この虫は~!
腰を抜かしそうになった。

ミントはなかなか枯れない。抜いて、そこいらにほかっとく(放置する)と、またそこで根を生やす。新聞紙を広げて炎天下で一気に枯らした。いやはや、良い天気で、本当に良かった。
そして、ふと気づく。
私は何をやってんだ・・・
窓磨きするんじゃなかったのか???

こんなことばっかりやってては、日没前に作業が終えられない。何しろ、1階の窓は10間分(90センチ幅、高さ170センチ程度の窓が20枚)あるのだ。その他にトイレ・風呂・脱衣所・台所の腰高窓が8枚ある。2階の義弟の寝室にも腰高窓が6枚、2階の廊下にも腰高窓が4枚ある。・・・のんびりやっとれん。

手早くミントを炎天下の灼熱で「火あぶりの刑」に処し、箒で蜘蛛の巣やなんかの卵をはらい、雑巾で水拭きする。ガラス戸は、蜘蛛の巣の粘着力(!)によって、なかなか窓枠から離れない。そう、戸がくっついてしまっているのだ。義弟は窓を開けていないのか? 空気の入れ換えをやっていないのか・・・? 前回、義弟には窓のサンの掃除をやってもらったのだが、窓を動かさずにサンを掃除したのか??? どうやって???
それをエイッと引き剥がし、3回ほど水拭きすると、「フツーのガラス」になった。
その段階ですでに私は汗だくである。

ちょこっと背伸びして手を伸ばすと、脚立を使わなくても窓ガラスの一番上までよく拭けたので、少しはラクだったが、それにしても窓ガラスが多すぎる。
・・・この家を建てた夫を恨みたくなる。
その後、ガラスマジッ○リンで、しっかり磨き上げた。
ビカビカ(ピカピカの最上級)である。
なんだか、窓磨き本来の作業よりも、虫との格闘の方が時間がかかってしまった。
そして、やってもらったはずの窓のサンの掃除も結局は、やり直した。

2階の窓は全部が腰高窓なのでたいしたことはなかったが、天井近くにある、私にとっては意味不明な「空気の入れ換え窓」の掃除には脚立を使った。
夫に聞くと、あの辺りでは、そういう窓のある家が結構あるらしい。
1階の窓の土埃もすごかったが、2階の窓の方がもっと土埃がついていた。
・・・いやはや、窓磨きにこんなに時間を要するとは。
気づいたら、既に夕方4時近くになっていた。

作業を終え、義弟の夕飯のお米を洗っているところに、義弟が作業所の社会見学から帰宅した。社会見学での出来事を嬉しそうに報告してくれた。
話を聞いて、「良かったね~」と言った後、私は彼に苦言を呈した。
朝、私が実家へ行った時、リビングと台所が惨事になっていたのだ。
こたつの上には、菓子パンのカラ袋が散乱し(ゴミ箱に捨てろ~)、コーヒーの空き缶が横倒しになって放置され(洗って捨てろ~)、スープを飲んだらしきマグカップとスプーンがカピカピになって放置され(洗え~)、お菓子のカラ袋がこたつ布団の下に放置され(ゴミ箱に捨てろ~)、台所には脱ぎ捨てたパジャマとフリースが散乱し(たたんで寝室に置け~)、シンクの中にはまたもやマグカップとスプーンが放置され(いつのヤツだ~洗え~)、いかき(洗った食器を置くもの)には洗った食器が山積みされ(拭いて食器棚に入れろ~)、雑誌が食卓とこたつの上に大量に積まれ(本棚に入れろ~)ていた。全部、片付けたが。
部屋は汚れてはいなかったのだが、何しろ、片付いていない。
全部は無理でも、「きちんと片付ける」ことを少しずつできるようにしたい。
彼には難しいことかもしれないが、ちょっとずつ習慣にできるといいな、と思っている。

夕方のラッシュに巻き込まれ、帰宅すると6時を回っていた。
母が夕食の準備をしておいてくれた。
いやはや・・・実母というのは、本当にありがたい。
母がいてくれるので、夫の実家も心ゆくまで大掃除できるのだ。

夫の実家の大掃除もいよいよ終盤戦。
あとは、草刈りと、1階の2部屋のワックス、義弟の寝室の掃除だけだ。
ゴールが見えてきた。
次は夫にも手伝ってもらわねば。何しろ、家具を移動してのワックスがけだ。一人では、できん。
一日も早く、済ませるぞ~!


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