大掃除

ここんとこ、全くブログにご無沙汰になってしまったのは・・・
大掃除
のせいである。
私と付き合いの長い生徒さん達はよくご存知なのだが、我が家では大掃除は11月に行うこととなっている。
11月といえば、秋の行楽シーズンだ。
普通なら、紅葉狩りなんかへ出かけたいところであるが、こういう仕事をしていると、11月というのは最も行事の少ない、最も暇な時期なのである。
暇だから遊びに行きたい・・・と思うところだが、この時期の大掃除を逃すと後が大変なことになる。
年末は帳簿のシメがあり、お墓掃除があり、買い出しがあるのだ。ゆっくり掃除なんぞ、やっとれん。
それだけではない。
年末の、寒風吹きすさぶ中、窓を全開にしての窓拭きは絶対にやりたくない。
・・・という理由から、我が家には「秋の行楽」などというものは存在せず、ひたすら大掃除に邁進することになっている。

この時期の大掃除は、結構な利点がある。
窓拭きをするために窓を全開にしても、まだまだ寒くない。
網戸を外して、屋外でじゃぶじゃぶ洗っても、電灯のカサを外して屋外でじゃぶじゃぶ洗っても、まだまだ寒くない。素手でも可能だ。
ワックスをかけてもすぐに乾く。
カーテンを洗ってもすぐに乾く。
ついでに真冬のコートの準備や毛布の準備もできる。
・・・要するに、時間の無駄がないのだ。

もっと言えば、大掃除をしている時の服装が軽装ですむ。
厚着で着ぶくれして、動きにくくなることがない。
水を使うのに手袋が必要ない。
そして、12月になると忙しくなり、途端に在宅率が少なくなる夫も、11月だと協力してくれる。
母も、まだまだ寒くないので、一生懸命掃除してくれる。(母は寒くなるのと比例して、動きが緩慢になる)
大掃除というのは人手が要る。一人でも多くの人材を確保したいのだ。

網戸洗いをした10月の下旬から始まった我が家の大掃除は、ようやく一昨日、終わった。
後は、洗車くらいだ。
全部の網戸、全部の窓、換気扇、エアコン、電灯のカサ、カーテン、ワックスがけ、壁磨き、額磨き、家具磨き・・・全部が終わった。

が、私の場合はそれだけではすまないのだ。
夫の実家の大掃除がある。
もう既に始めているのだが、これが思ったようにはなかなか進まない。何しろ、車で片道1時間以上かかるのだ。行ってるだけで時間がかかるから、作業時間が短いのだ。
夫の実家では、夫の両親は既に亡く、今は知的障がいのある夫の弟が一人暮らししている。知的障がいはあるのだが、簡単な料理もできるし、掃除機もかけられる。洗濯もできるし、草刈り機も使えるので、私は非常に助かっている。
そうは言っても、掃除はどうしても不十分だ。
去年は本当に大変だった。去年は夫の実家の大掃除に3ヶ月を費やした。(ちなみに9月から取り組んだ)
手垢だらけの壁紙、長年ワックスのかかっていないくすんだ床、所々反り返ったフローリング床、破れて洗った形跡のないカーテン。ついでに不要品で溢れていた。お風呂は天井まで真っ黒のカビがびっしりと張りつき(最初は黒い天井かと思った)、トイレは飛び散ったらしき汚物で床はベタベタ、トイレの壁にいたっては、尿痕でまっ茶に変色していた(最初は茶色の壁紙かと思った。実際は白だった)。台所の換気扇は油にまみれすぎて外すのに一苦労したし、ガスレンジの下は飛んだ油で真っ黒、焦げた元食材(?)が散乱していた。流し台の下の開き戸の収納庫は虫の死骸で占領されており、ゴキブリの卵というヤツを初めて見た。コクゾウムシだらけの米びつ、ゴキブリの卵が大量に発見された食器棚、なんかの液体の飛び散った壁。廊下の電気のカサの中に、2センチ以上虫の死骸が降り積もっていたのには、気絶しそうになった。室内の至る所に蜘蛛の巣が張り(当然、蜘蛛付き)、窓のサンにはトカゲの卵(!)がいくつも産み付けられていた。
まさに、大惨事だったのである!
・・・というのを、3ヶ月かけて、ビカビカ(ピカピカの最上級)にしたのだ。

最初は、根気強い私でも、「どこから手をつけたらよいものか・・・」と途方に暮れた覚えがある。
まだ、建てて25年ほどなのに、適切な手入れをしないとこんな風になっちゃうんだなぁ~と、ものすごい勉強をさせられた思いだった。
その汚れは知的障がいの義弟のせいだけではない。それまでは、義弟はその家に、夫の他の弟家族と共に暮らしていた。夫が建てた家とはいえ、他の弟家族が一緒に住んでいるのに、私が大掃除に着手することはできなかった。行く度に汚れていく夫の実家を見ると、「せっかく、夫が建てた家なのに・・・」と悲しかった。それが、その弟家族が去年9月に出て行ったため、知的障がいのある義弟の一人暮らしになった。それでようやく、私が登板したワケである。要するに、5人分の汚れが残された状態で、私にバトンタッチしたのだ。まさに、二死満塁でホームランバッターをむかえ、「抑え」に登板するピッチャーのような状態だった。その時の夫の実家は、瀕死の状態だったのである。
去年の大惨事の大掃除は夫も大活躍した。(が、ぎっくり腰で途中降板)
壁紙の柄が出てきた(!)時には、夫と小躍りしたものである。(因みに私はその時まで、その壁紙に柄があったとは知らなかった)
今年は私が10日に一度は訪れて整備しているので、まぁまぁキレイだ。
それでも我が家の大掃除の倍は手間がかかる。どうしても、日頃の整備や手入れが不十分なので、仕方がないことだ。
風呂、トイレ、壁、台所、電気のカサ、玄関、家具、と順調に進んでいる。
後は、窓磨きと2部屋のワックス、雑草の草刈りを残すのみとなった。この分だと、12月の半ばには終えられそうだ。

我が家の大掃除は済んだけれど、まだまだ夫の実家の大掃除が残っている。
でもたいぶ、ゴールが見えてきた。
明日は暖かいそうなので、窓磨きに行く予定だ。
ああ・・・神様はなかなか私に休息を与えてくださらないのだ。
今のところ、私一人で夫の実家を大掃除しているが、12月には夫にも大掃除に参加してもらわねば。何しろ、夫の建てた家なのだ。多少はやってもらいたい。
12月になると、途端に忙しくなる。「仕事の方が、ラク!」と嬉々として休日仕事に出かける夫の姿が目に浮かぶ。
夫を逃がしてなるものか~

この記事へのコメント

  • ホヌスキー

    ご無沙汰しております。楽しみに読ませていただいているブログの更新が長い間なかったので、気になっておりました。大掃除でお忙しいのかしらと、ふっと思ったりしましたが、2軒分の大掃除だったのですね。さぞ大変だったことと思います。私も小百合先生にならって、今年は早々と掃除を済ませました。といっても、ほんとに小さいマンション住まいですから、大してやるところはないのですが。これからもブログをよろしくお願いいたします。名古屋の冬は寒いそうですので、どうぞご自愛ください。
    2017年11月27日 18:53