本番、強っ!!

今日はレッスンのお休みをいただき、義弟の通う知的障害者向け作業訓練所の親子ボウリング大会に行った。
そう、この大会のために、私は一ヶ月間、夫の指導を受けながら練習してきたのだ。
ついに、本番である。

家族の付き添いのない方も多いし、付き添ってくれていても一緒にボウリングをしないご家族の方々もいらっしゃる。
お年を召したご家族ならばそれもわかるが、私のこのトシで参加しないというのはイカンかなぁ・・・と思い、真面目にボウリングの練習してきたのだ。
最初はアベレージ40(!!!)から始まって、ようやく100点に乗ったかと思ったら、今度はマイボールの重さに苦しみ、また70点台に逆戻り。
そして、ようやくようやく、先週末から今週火曜日にかけて、マイボールでもアベレージが110点台に乗ってきた。
まぁ、こんなら、恥ずかしくないだろう、と今日の本番を迎えた。

今日の親子ボウリング大会は、2ゲーム。
1ゲーム目は・・・
途中まで、また義弟がリード。義弟はストライクやスペアを決めていく。だが気分にムラがあるので、集中力を切らすと、途端にスコアが伸びなくなる。・・・という特徴がある。130点台を取るときもあれば、60点台になる時もある。
私は、1フレームにつき、8~9本ずつ倒すものの、なかなかストライクとスペアが出ない。中盤までは我慢のボウリングだった。
終盤、義弟は100点台に乗った途端、油断したのか、集中力が切れたのか、急に失速し、105点だった。
私は後半にストライクとスペアがちょこっと出て、最終的には118点だった。
ちょこっと、私の方がスコアが高かった。

そして、2ゲーム目。
またもや、途中までは義弟がリード。しかし中盤から大きく崩れ始めた。
今回の大会では、「ガター防止のガード」が設置されている。私のような無回転ストレートボールを投げる人にとっては、ガードはあってもなくても関係ないが、義弟のようなフックボールを投げる人には、これはなかなか邪魔な物である。
義弟の投げるボールは、レーンの右端ぎりぎりを、ものすごい回転で進み、ピン3メートル前で急に左へ大きくカーブするフックボールだ。ガードの壁が設置されることで、この右端が狙いにくい。だから義弟は、いつもボールを落とす右端の場所よりも、少し真ん中よりにボールを落とさねばならない。すると、ボールはカーブが大きくかかり、かなり左へそれてしまう。真ん中へ行ってくれないのだ。フックボールを投げる義弟にはかわいそうだなぁ・・・と思った。
また、途中、店員の可愛い女の子がやってきてしまい、それに彼の集中力は大きく乱されてしまった。
店員さん、こっちに来ないで~!
という私の願いもむなしく、そのお姉さんは私たちの投げているレーンのすぐ後ろで監督していた。
結果、義弟は大崩れしてしまい、71点
一方、私は、というと・・・
ビックリすることが起きたのである!!!

前半は義弟とドッコイの、1フレームにつき8~9本ずつ倒していった。
ところが中盤からスペアが続き、7・8・9フレームでは全部ストライクになった。
そう、ターキーである!
そして最終の10フレームでは、スペアを取り、3投目で9本。
結果、170点を出してしまった。
こんなことが本当にあるんだろうか。
いや、あったのだ。
全く信じられないが。
投げているのは全部ストレートボール。それがターキーの時は、ズバズバと真ん中に当たった。
夢じゃ、夢じゃ、夢でござる~
という感じだが、本当の話なのだ・・・。
人生初の170点台だ。
ひゃっほう~!!!

食事の後、表彰式があった。
義弟は2ゲーム目の大崩れが影響し、30位に終わった。
慣れている人は、皆さん、上手に「ガター防止のガード」に当てて、その跳ね返りを利用してピンを倒していた。そういう人たちと一緒に大会に参加したのだから、30位でも十分のような気がした。
義弟はちゃんと、いつものように一生懸命にフックボールを投げた。決して、出来は悪くなかった。
彼は頑張ったのだ。特殊なルールの中で、よく頑張ったと思う。

義弟は他の参加者の皆さんとバスに乗り込んで帰って行った。
バスに乗り込むまでは、まさに「青菜に塩」な状態だったが、それでも、バスが出発する時は窓に貼り付いて、見送る私に向かって手を振っていた。
結果はともあれ、楽しかったようだ。
良かった、良かった。

さて、ここで気になるところなのだが・・・
参加した付添者には、順位はつかないのか?
どうやら、去年までは、付添者の表彰もあったらしいのだが、年々、付添者が高齢化し、付き添いをしない人や付添者がプレーをしない、ということが増えてきたため、今年から付添者は「ノーカウント」になった。
が~ん! ← 昭和の少女マンガなら、頭の上に石が落ちてくる
ショック。
大ショックである・・・。
118点と170点だったら、ひょっとしたら、ひょっとしたら、優勝しちゃってたかもしれない。
・・・残念。

しかし、やってみて思うのだが、ボウリングというのは、自分との戦いだ。
集中力と体力と技術、私の場合は「勢い」。
点数が良ければ、それで満足だ。
順位がつく、つかない、に関係なく、自分が満足できるスコアが出れば、それだけで十分、嬉しい。

帰宅すると、当直明けの夫が一足先に帰ってきていた。
ゲームの途中経過は逐次メールで知らせていたが、
「本番、強っ! 170点かぁ・・・すごいなぁ」
とビックリしていた。そして、とても喜んでくれた。
いやいや・・・1ヶ月で40点台から170点台に乗せられたのは、毎回練習に付き合ってアレコレ指導してくれた夫のお陰なのである。お礼を言うのはこちらの方だ。

まぁ、とにかく、私は、本番に強いのだ。
何があろうとも、本番には絶対に間に合わせる。
それがスポーツマンの心意気なのである。

せっかく始めたボウリング。きっかけは何であれ・・・
これからもちょいちょい、密かに練習に行こう。
回転するボールも投げられるようになると、いいなぁ。


この記事へのコメント

  • 紫陽花

    お見事です。
    2017年06月18日 23:21