「ぼん・ぼん・ぼん」でも大丈夫!

先週の金曜日、父の通院だった。
話していることの98%はわからん・・・という父と過ごすこと約3時間。
なかなかのもんである。
以前は、「何を言ってるのかな?」「何が言いたいのかな?」と一生懸命考えていたので、ものすごくストレスが貯まったし、本当に大変だった。
今となっては、考えてもサッパリ・・・なので、案外疲れない。
が、やはり私の身体にはストレスが表れる。
父の通院を終えると、3日間くらいはお腹の調子が悪いのだ。この3日間はトイレばっかり行くことになる。
ところが、今回はお腹の調子が良い。
・・・と思ったら、口内炎が下唇の裏側にできてしまい、歯に当たってものすごく痛い。
とうとう、今日の夕方、レッスンを終えてからお医者さんへ行った。

医師「普通は栄養不足の場合が多いんですけど・・・」
私「いえ、足りてます」←私を見れば、わかる!
医師「ものすごくストレスのかかることがありましたか?」
私「ええ、それはもう、たっぷりと」
結局、塗り薬をいただいた。
ゼリー状に固まる薬で、痛みは引くが、これはこれでしゃべりにくい。
早くよくならないかなぁ~

さてさて・・・
腹筋のことである。
コメントで、これほど皆さんが腹筋に反応するとは思わなかった。
確かに、フラを習っている方々は腹筋のことを気にしていらっしゃる。
腹筋が割れてたら、格好良いと思う。
しかし、カネはともかく、クプナを含めた女性のフラは、意外と腹筋とは関係なく踊れるのだ。
私は腹筋なんぞ、1回もできん。
腹筋が割れたこともないし、ちなみに前屈もマイナスのレベルだ。(足が遠い・・・)
でも、ちゃんとメリーモナークには出て、入賞している。←運!
カネにしても、マロ(ふんどしのような衣装)で上半身が裸になるので腹筋を気にするが、実は踊りそのものには腹筋はそんなに使っていない。

なぜなら。
フラは膝を曲げてステップを踏むからだ。
膝を曲げると、お腹あたりのお肉(!)に余裕ができる。引っ張っている状態にない。だからフラをどんなに練習しても腹筋は鍛わらない。ちなみにクビレもできない。おへそをいつも中心に置いたままステップを踏むので、よじれたりねじれたり、必要以上に腰を横へ押さないからだ。
だから私は、
「痩せたいんです」
とカルチャースクールへいらっしゃる方には、
「フラでは痩せませんよ」
と答えている。
ここは正直に答えるべきなのだ。ヘンな期待を持たせてはいけないし、ウソは言えない。
「私を見れば、わかります」と言うと、皆さん「なるほど・・・」という顔をされる。
ちなみに白い服を着た私の後ろ姿は、ドゥ・ハワイ・カルチャースクールの社長に言わせれば、
「豆腐みたい」
なのだ。

腹筋も鍛えられないし、クビレもできない。
その代わり・・・
背中に筋肉がつき、姿勢が美しくなる。
お尻が上がるので、ズボンをはくと格好良くなる。
太股が太くなるので、ズボンのサイズが大きくはなるけれど、転ばなくなる。

という利点がある。
もっと言えば、
肩周りに筋肉がつくので、上の方でやる作業が楽々になる。
身体の内側の筋肉を使うので頻尿が減る。←60歳以上クラスで実証済み
顔の筋肉を使うので、表情が豊かになる。

なんて利点もある。

ケロちゃんさんが書いてくださった、ローリングであるが、実はあれも腹筋は全然使っていない。
ローリングとは、床に「お姉さん座り」した状態で、肘~肩~もう一方の肩~もう一方の肘と床について、身体をぐるりと回すものだ。
これは、バックベントよりもかなりハードルが低い。

コツその1
できるだけ膝と膝の距離を取って「お姉さん座り」する。
膝と膝の距離が少ないと、これはできない。腹筋を使っても難しいと思う。
私はかなり開きますね。開けば開くほど、ラクですよ。

コツその2
使う筋肉は、お尻と背中と太股。
倒れる時は、背中とお尻に力を入れる。
回す時は、背中をしっかりと板のようになるよう、力を入れる。
上がる時は、背中と太股にしっかりと力を入れる。
お尻は、お尻の穴をつぼめる感じに力を入れる。
背中は、いかに「板状」にするかが勝負。
太股の前の部分に力を入れて上がる。

・・・というように、相変わらず、腹筋は使っていない。

一度、ハワイの一流のダンサーのお腹を見ていただきたい。(見る機会があれば)
ショウ・ダンサーではない。
メリーモナーク級のダンサーのお腹を見ていただきたいのだ。
ショウ・ダンサーは、見た目がかなり重要になるので、案外、腹筋をよく鍛えている。ココナッツ・カップ・ブラをする必要があるせいかもしれない。ショウ・ダンサーは、タヒチアンを踊ることもあるので、ウエストもくびれているし、太股も細めだ。
しかし、コンペに出場しているダンサーともなると、見た目より技術を誇ることになる。だから太股は60センチ程度はあるし、出っ尻になってて、背中が美しい。一方、お腹の方は普通である。

腕のあるダンサーは、後ろ姿が非常に美しい。
背中と大腰筋が鍛えられているので、とても締まった背中をしている。
だっぷりと、背中に肉はついていない。
前面は・・・であるが。
ターンをする時、お客様や審査員に後ろ姿を見せることになる。メリーモナークの場合は360°にお客様がいるので、いつも誰かに背中を見せていることになる。
後ろ姿というのは、顔が見えない。(当たり前だが)
だからこそ、美しい後ろ姿で、顔が見えないのに表情が想像できるように、美しく背中を見せながら踊る必要がある。

テレビでも見ながらぼんやりと座っている時・・・
ふと、鏡を見てみよう。
案外、とんでもない姿勢でいるかもしれない。
信号を待って、立っている時・・・
ふと、窓ガラスに写っている自分の姿を見てみよう。
案外、腰が折れていて、背中が曲がっているかもしれない。
こういうことを気をつけるところから、フラは始まっているのだ。

腹筋を鍛えるよりも、姿勢を気にしてみよう。
姿勢がきれいになれば、自然と背中に筋肉がつく。
もともと、ぜい肉の薄い部位なので、意外と簡単に背中は鍛えることができるのだ。
ちなみに、背中にたっぷりと肉がついている人は姿勢が悪い。あるいは、両肩が丸まって前に出てしまっている。

フラは痩せている必要もないし、腹筋が必要なわけでもない。
実は身体の柔軟性もあまり関係ない。
背中とお尻と太股。ついでに肩周りと指先。
これだけしか、使っていないのだ。
腰の力も使っていない。

コメントをくださった皆さんがおっしゃるように、案外、違う所を鍛えてしまっている人が多いのかもしれない。
もちろん、腹筋を鍛えることや柔軟性を重要視するのは健康のためにはいいだろうと思う。
でも・・・
怠け者の私としては、「フラに必要ない所はどうでもいい!」なんて思っている。
・・・だから、絶対に痩せないし、クビレなんぞ10年以上行方不明だ。
ちなみに、鎖骨も行方不明のままだ。
これは、肩をしっかりと横に張って姿勢を正しているクセがついていて、鎖骨の下に厚い筋肉(いわゆる胸板)ができてしまったせいである。しかしこのおかげで、このトシになっても、胸は垂れない。(!)
胸を胸板の筋肉で吊り上げているからだ。私はスポーツブラの愛用者だが、カップもパットもなくても、ちゃんと胸の形になっている。

フラは、「ぼん・きゅっ・ぼん」でなくても、できる。
「ぼん・ぼん・ぼん」で、大丈夫なのだ。
そのかわり、姿勢ただしく、笑顔で踊りたいものである。


この記事へのコメント

  • づぼら

    頑張って顔の筋肉使います!
    2017年02月15日 01:06
  • づぼら

    確かに!
    カネ、お腹ぽっこりでも、そのほかのラインはみんな素敵ですものね。
    私は頑張って顔の筋肉使います!
    2017年02月15日 01:21