メリーモナーク2018 グループ・アウアナ前半

メリーモナーク2018 グループ・アウアナ前半の解説です。
なお、この解説は私の個人的見解・意見であり、クムの意図とは違うこともあると思います。あくまで私の「ご勝手解説」ですので、どうかご了承ください。皆さんのメリーモナーク観戦の参考になれば、と思っています。
なお、このサイトではカハコー(母音の上の横棒)が表示できません。どうかご了承ください。

では早速、グループ・アウアナ前半の模様です!

1 Ke`ala `o Kamailelauli`ili`i - Kumu Kamaile Hamada
「He Inoa No Kalakaua (No`eno`e Maika`i Ke Aloha)」
カラカウア王に捧げる歌ですが、カウアイ島の自然の美しさを描いた歌のようです。No`eno`e~の歌はグループ・カヒコでクム、レイナーアラ・パヴァオのハラウが演じていた曲です。
赤のワンショルダーワンピース。スカート部分はローズ色と黒の模様が入っています。レイはプルメリア。ドレスの切り替えがローウエストなのにワンピース丈なので、足が短く見えてしまうかも。衣装にカウアイ島感が薄いですね。「王族」の方に重きを置いたのかな。ただ、クムがインタビューの中で、「ハウプの霧」について話しておられたので、もっとカウアイ島感があるかと思いました。
昨日のカヒコでは気づきませんでしたが、年齢差のあるメンバーですね。凝ったフォーメーションもスムーズに転換しています。ただ細かい手のモーションに乱れがあります。特に見ていない方の腕の角度にバラつきがあります。後半、身体の角度の合わないオラパが数人出てきました。フォーメーションが凝っているので、身体の角度を合わせるのが大変ですね。

2 Halau Hula Keali`i O Nalani - Kumu Keali`i Ceballos
「Hanohano Kekaha」
クアナ・トーレスの名曲です。私もワークでこの曲を習いました。カウアイ島ケカハの息を飲むような美しさを歌っています。
紫のオフショルダーのクラシックホロクードレス。レイはモキハナ、髪飾りはグリーン系の蘭です。このハラウのホロクーは珍しいです。ホロクーの裾は通常のホロクーより長めです。軽い化繊の生地ですが、裾を重くしてターンを美しく見せています。
ただ、衣装の関係もあると思いますが、姿勢が前屈みになっているオラパが数人います。しかしこれだけの長さのホロクーで、これだけのフォーメーションと移動距離は評価されますね。偶数人数ですが、凝ったフォーメーションになっています。このハラウは以前も顔の角度が合わないオラパがいましたが、今年も顎の角度にバラつきがあります。不自然なほど顎を突き出しているのはもったいないです。小柄な人が多いのかな。

3 Halau Hi`iakainamakalehua (Kane) - Kumu Robert Ke`ano K`upu Ⅳ & Lono Padilla
「Kaua I Ka Nani A`o Hilo」
カラカウア王に捧げたラブソングです。ハワイ島ヒロの高地のイイヴィ鳥がレフアの蜜を吸っている、というのを「隠れた愛」になぞらえています。
赤の長袖スタンドカラーブラウスにティリーフのパウ。ズボンは黒。ブラウスのカフスとヨークは黒。まさしく、イイヴィ鳥をイメージしていますね。レイは黄色のオーハイアリイでしょうか。マイレのレイもしています。
正確なステップですね。アミもきれいに揃っています。身長差がかなりあるメンバーなので、もう少しダウンの高さが揃うと、もっと技術点が出そう。後半、下手の方のオラパの腕の角度に乱れが目立ちます。最後まできっちりした正確なステップに好感が持てます。

4 Hula Halau O Kou Lima Nani E - Kumu Iwalani Kalima
「Ka Wailele `O `Akaka」
「アカカ・フォールズ」として有名な歌です。ハワイ島ヒロのハラウらしいですね。
私は何度も訪れましたが、落差が大きく、とても雄大な滝です。雨上がりは水量がとても多く、迫力ある滝です。
紺色のドレスに白のオーガンジーのケープ。レイは開いたアヴァプヒ。普通はつぼみの状態でレイを作るのですが、このハラウのレイは花が開いています。確かにアカカ・フォールズのあるホノムーにはアヴァプヒが群生しています。白のケープは滝の水の粒を表していますね。ちょっとケープが長めなので、身長差があるのがわかりますね。
ミュージシャンはダリーン・アフナですね。中盤、身体と顔の角度が1人だけ合っていません。人数が少ないので目立ってしまうかも。後半、踊り急ぐ人が出てきてしまいました。この曲はアカカ・フォールズの6番バージョンです。で、4拍子にアレンジしています。普通は3番までで、3拍子です。偶数人数で少人数ですが、フォーメーションや演出で少人数であることがうまくカバーされています。

5 Halau Na Mamo O Pu`uanahulu - Kumu William Kahakuleilehua Haunu`u "Sonny" Ching & Lopaka Igarta- De Vera
「He Hali`a No Pu`uanahulu」
このハラウとクムに捧げられた歌です。ハワイ島プウアナフルの風、雨、自然の美しさが描かれています。
赤のワンショルダー長袖ドレス。レイは黄色のジンジャーのように見えます。ハワイ島をよくイメージしています。ドレスの裾の揺れまでぴったり揃っているのがさすがです。ウエヘの時の裾が非常に美しい。また、上にまっすぐ上げた腕と手のひらが美しいです。
リズムを取るのが難しいステップを使っています。また、腕も難しい角度ですが、よく合わせています。大人数で体格差がかなりあります。経験差も結構あるように見えますが、フォーメーションが凝っていて体格差と経験差が目立ちません。ホイの最後は秀逸ですね。本当に美しい。
細かいところまで神経の行き届いたフラでした。良かったです。こういう丁寧なフラを生徒さん達には指導したいものです。

6 Halau Hula `O Napunaheleonapua (Kane) - Kumu Rich Pedrina
「Lumaha`i」
コンペではおなじみのナンバー。カウアイ島ルマハイの自然を歌った曲。ハナレイ、ハーエナ、ルマハイの3カ所に捧げています。
黄緑・オレンジ・紫の柄入り長袖スタンドカラーシャルに白のズボン、黄緑のカマーベルト。レイはマイレ。オレンジのレイはハラかな。よく見えませんが・・・。
スピーディなバージョン。ホオケナの声のように聞こえます。中盤、踊り急ぐオラパが出てきました。手のひらの向きが揃いません。フォーメーションは少人数ながらとても凝っていました。さわやかなフラでした。

7 Halau o Ka Ua Kani Lehua - Kumu Jonny Lum Ho
「Ka Hula `Uli`uli」
フラで使う楽器ウリウリを作る様子を描いた歌のようです。このハラウはオリジナル・ソングを使うことが多いですね。私もウリウリを作ったことがありますが、中に入れるアリイポエの実を集めるのが大変だった思い出があります。
白のアメリカンブラウスに小豆色のパウ。ハラの葉のスカートです。レイとハクとクペエの素材はわかりません。ウリウリには鮮やかなピンクの羽根が付いています。
大変な大人数ですがよく揃っています。特にハラのスカートは葉が堅く「しなり」が悪いので踊りにくいし、開きを揃えるのが難しいですが、よく合っていますね。また、ウリウリの羽根が小さめで下向きに付いているので、フェイスがたとえ揃っていなくても目立ちません。メレの最初で少しウリウリの動きが合わないオラパが何人かいました。中盤で3拍子に変わったところが面白い演出ですね。アンクル・ジョニーらしい楽しいフラでした。

8 Halau I Ka Wekiu- Kumu Karl Veto Baker & Michael Lanakila Casupang
「Ka Wai Nahenahe」
KUMZのCDに入っている曲ですね。この曲については、以前このハラウのディナーショーを私のクラスをやっているドゥ・ハワイが主催し、そのMCを担当したことで、クム・マイケルからお話を聞きました。日本のピアノ・メーカーにカワイ(Kawai)というのがあることをクムが知り、それを弾いた時、その名のとおりの音がして感動した、とおっしゃっていました。「Kawai」という日本語は、ハワイ語では「The water」という意味になります。まるで、やさしく穏やかに流れる水のような音だった、とおっしゃっていました。
白のホルターネックドレス。レイはイリマかな。う~ん、もっと寄って見せてほしい。ココは白を基調にしています。シンプルですがスタイリッシュですね。ドレスの白はピアノの鍵盤でしょう。
腕の角度がとにかく難しい振り付けになっていますが非常によく揃っています。身体の角度も、大人数でも乱れがない。ドレスの裾の揺れもよく合っています。クム・マイケルの静かで落ち着いた歌に、本当によく合っています。ホイ最後でスロープも使って1列になり、ウェーブ方式で手のモーションを入れていましたが、あれは「ピアノの鍵盤」を表現していますね。素直に踊っている、という印象。良かったです。

9 Ka Leo O Laka I Ka Hikina O Ka La (Kane) - Kumu Kaleo Trinidad
「Kaulana Ka Inoa E Hokule`a E」
以前もこのハラウはホクレア号をテーマにした曲をメリーモナークで踊っていましたね。今回はカヒコも船ものでしたが。
ホクレア号とは、古代ハワイアンがタヒチからハワイへやって来た時の船の名前。現在は再建され、日本にも上陸をしたことがあります。
ブルーのスタンド襟長袖ブラウスにティリーフ・パウ。ティの茎を外に出して作っていますね。黒のズボン。レイはマイレ、ハクは何だろう。ピンクのような花。今年はオラパがアップにならないので、装飾品がよく見えません。
序盤、最後列のオラパが少しだけ踊り遅れましたが、その後は問題ありませんでした。カイではカヒコに使うステップやモーションを入れ、メレではアウアナならではの楽しさを演出していました。大人数ですが、腕の角度がよく合っています。このメンバーは体格差・身長差が少なく、とても一体感がありました。ホイは演出も面白く、よく揃っていました。これは・・・減点がほとんどないでしょう。演出の加点も結構ありそう。非常に良かったです。

10 Kawaili`ula - Kumu Chinky Mahoe
「Kimo Hula」
人気のナンバーですね。私も大好きな曲です。ハワイ島ヒロの高台にあるピイホヌアという場所にあったキモ・ヘンダーソン氏の家や家族について歌った曲です。イイヴィ鳥が飛ぶモアニケアラと名付けられたガーデンは有名です。
最初、インターネットが切れてしまいましたのでインタビュー聞けず。モスグリーンのスパゲティドレス。レイはオレンジ。オハイアリイかな。マイレってことはないと思うけど・・・。よく見えません。キモ・ヘンダーソン邸のあった場所はヒロの高台で、こういう色鮮やかな花はほとんど見られないのですが・・・。あの辺りに咲いているのは一般的には白のキエレです。オレンジの花を使ったのはどういう意図なのかな。何年か前、ミス・アロハ・フラがこの曲を使った時は白のキエレでした。
オラパのアイハアが素晴らしいですね。ホロクーじゃないのに、ホロクーに見えるくらい、ずっとダウンをキープしています。どこまでダウンさせるんだ、くらいです。基礎力の高さと十分なトレーニングがうかがえます。
中盤、顔の角度が合いません。もったいない。しかしステップの基礎力が素晴らしいので、技術点はかなり上がりそうです。

11 Halau Ka Liko Pua O Kalaniakea - Kumu Kapua Dalire-Moe
「Nani Hanalei」
このハラウはカヒコもカウアイ島ものでしたね。これも人気の曲です。
カウアイ島のハナレイは月の名所です。そこではアーパアパアという風が優しく吹きます。
紫のスパゲティドレス。マイレ・ラウ・リイのレイと黄緑のアアリイのレイ。このハラウのスパゲティドレスはあまり見たことがありません。髪はサイド・パートを膨らませたクラシック・スタイル。
メレはカジメロのバージョン(歌っているのはカジメロではない)で、最初はカヒコを思わせるステップ。曲のアレンジとよく合っています。中盤、最前列のオラパが顔と腕の角度が合わなくなってしまいました。そのオラパはメレの最後まで顔の角度が他の人と合いません。上半身の角度が終盤に乱れました。ホイの最後のポーズに至る五月雨方式は美しかったですね。

12 Halau Na Mamo O Pu`uanahulu (Kane) - Kumu William Kahakuleilehua Haunu`u "Sonny" Ching & Lopaka Igarta- De Vera
「Ali`i `Iolani」
カメハメハ4世に捧げられた曲です。エマ女王との結婚後に贈られました。スピーディで楽しい歌です。イオラニは、カメハメハ4世の別名です。
赤の長袖シャツに黒の蝶ネクタイ。ティリーフのパウと黒のズボン。レイは斜めがけにした黄色のレイ。蘭などのいろいろな花が使われています。
ティリーフのパウは葉をかなり細く裂いているのでよくしなります。アミの時の葉の揺れがよく揃っています。ティリーフの下にハウのスカートもはいているようですね。
中盤、オニウでスカートの乱れがありましたが、難しい上半身の角度もよく合っています。終盤、踊り遅れるオラパと踊り急ぐオラパが出てきました。最後までよく移動しながら踊っていました。移動距離が長いと技術点が上がります。

13 Halau o Ka Hanu Lehua - Kumu Kamaka Kukona
「Polehoonalani」
クアナ・トーレスの歌ですね。ポーレホとは、ニイハウ・シェルの1種です。作者はこの曲を自分のハナイ・マザー(養母)に捧げています。このシェルは焦げ茶色で、ものすごく高価なのです。(ニイハウ・シェルの中で一番高価)
白のケープ付きドレス。ケープはオーガンジーですね。レイはポーレホ・シェル、同じシェルのブローチもしています。ココも同じシェルのコーンをしています。
カイで2列目のオラパが顔の向きを間違えてしまいました。ミュージシャンの声が割れてるのが残念です。中盤、最後列のオラパと最前列のオラパの腕の角度がズレてしまいました。腕の角度に少々の乱れはあるものの、身体の角度はよく合っています。メレの最後のポーズの頭の角度がかなり乱れました。もったいないですね。ホイでも手のひらの向きが乱れています。フォーメーションが凝っていたので、揃えるのが難しい演出でした。

14 Halau Kekuaokala`au`ala`iliahi -Kumu Haunani & `Iliahi Paredes
「Old Plantation」
私の大好きな曲です。嬉しいなぁ。ヴィクトリア・ワード女史に捧げられた曲です。
海運業・運輸業で財を成したワード氏の妻ヴィクトリアは1882年にワード地区にオールド・プランテーションと呼ばれる屋敷と庭園を建てました。ハワイ固有種の植物、ヤシの木、水車など、ハワイの原風景をホノルルの中心地に作りました。その場所は現在では、ワード・センターになっています。ワード・センターの旧名はヴィクトリア・ワード・センターでしたね。ヴィクトリア・ワード女史は、リリウオカラニ女王の熱心な支援者で、女王が退位後もずっと支えました。
白の七分袖ブラウスにプリント地のサーキュラー・スカート。スカート地の色は水色、ピンク、紫の人がいて、ランダムに配置しています。ブラウスはベル・スリーブ。この時代を思わせるクラシックなスタイル。レイはマイレ。黄色いレイもしていますね。このレイは人によって花材が違うのか、色味が違いますね。う~ん、靴を履かせると、もっと時代感が出るけれど・・・。
メレのサビで踊りに入りそびれたオラパがいました。同じサビで、踊り急ぐオラパが数人います。この曲は「一時停止」のところがあるので、そこを合わせるのが非常に難しいです。2列目のオラパが一人、ずっと顔の角度が合いません。顔の向きの先行が少し早すぎるようですね。スカートの生地が人によって違うので、一体感を出すのが難しいですね。わずかな乱れも目立ってしまいます。

15 Kawai`ulaokala (Kane) - Kumu Keli`iho`omalu Puchalski
「Maui Medley : Lei Ana `O Maui / Moku O Ka Rose」
2曲とも、クアナ・トーレスの曲ですね。去年もそうでしたが、クアナの曲はよく使われますねぇ。マウイ島のピンクのバラをテーマにしています。
薄いピンクとグレーの細かい柄の長袖シャツにピンクに染色したハウのスカート、パンツはカーキ色。レイはもちろんロケですが、その色合いが非常に美しい。ピンクのロケと赤のロケを使っています。ハウのスカートの丈が長めなので乱れが非常に目立つ衣装ですが、よく揃えています。腕の角度、顔の角度もスピーィディな曲であるのに非常によく揃えています。ずいぶん訓練してきていますね。ターンの身体の角度もよく合っています。このメンバーは体格差・身長差が少なく、とても一体感のあるフラが踊れています。ミスらしいミスが見当たらない。これは減点が非常に少ないでしょう。一体感での加点もかなり付きますね。非常に良かったと思います。

ただ今、途中休憩です!

生中継に出演しているクム、マヌ・ボイドの黒っぽいレイを見てください。
ニイハウ・シェルの1種、ポーレホ・シェルです。ニイハウ・シェルの中で一番高価な貝です。
照りも良く、これはかなりの逸品でしょう。

コンペを見る時

昨日、午後からPCにかじりついてメリーモナークを見ていると、夫が、
「よく集中力が続くなぁ~」
と言った。
私はたぶん、世間からみると、「まぁまぁ集中力のあるほう」に分類されると思う。しかし、だからといって、1日7時間近くをずっと集中してPCの画面を見るということはかなり不可能に近い。
確かに、PCの画面はずっと見ている。
でも、うま~く「抜いて」いるのだ。

「抜く」には、それなりの準備も必要だ。
まずは、下準備。
私の好きな豆菓子、あられ、チョコレート。これらはPCのすぐそばに置いておく。
コーヒーはトイレが近くなるので飲まず、常温の日本茶をチビチビ飲むようにしている。
写真付きの本。これは気分転換用。文庫本だと続きが気になるので、写真付きの本をぱらぱら~っとたまに見る。タイミングは、前のハラウの演技が終わって次のハラウの準備をしている間の20秒。CM中も本を見ている。
クッション。疲れたらドタッと横になる。が、PCの画面から目は離さない。
メリーモナークのプログラム。出てくるクムの写真が新しいのか古いのか、とか、ハラウのメンバーの入れ替わりがあるのかどうか、などを見ている。
そして着ているのは当然、メリーモナークのトレーナー。(スウェット。寒いから。)
ズボンは柔らかいジャージ。
PC用のブルーライトをカットしてくれる中近眼鏡。これはPCの画面と私の目の距離を測って作ってもらっている。普段はほとんど使わない。メリーモナークの時だけ大活躍する眼鏡だ。
・・・という、ひきこもり系のいでたちだ。はっきり言って、誰にも会いたくない格好である。

メリーモナークの期間中は夫に夕飯を買ってきてもらったりする。
お米を洗う時間もないし、おかずの下ごしらえしている時間もない。年にこの3日間(今年は2日間)だけは絶対に料理をしないことと決めているのだ。 ← 威張って言うことではないが

とはいえ、他の家事はある。
今朝は仕事に行く夫を車で駅まで送り、洗濯して、干して、庭の世話をし、もうじき咲きそうな薔薇3本に液肥を施し、台所の大掃除をし、排水溝の掃除をし、1週間分のアイロンをかけ(なぜかワイシャツが8枚もあった)、ついでにワイシャツのボタンまで付け直した。大車輪の働きである。
午後1時から午後8時過ぎまで(今日は結果発表もあるので時間がかかる)、メリーモナークに集中するためには、これも必要なのだ・・・。

・・・という、「観戦のお供」的な準備と、「主婦業」の遂行という2つが、「抜く」ことには不可欠だ。

そして、「見る」ということに関しては、ポイントがいくつかある。
これがわかると、結構な長時間、メリーモナークに集中していられる。
よく、「コンペの、どんなところを注意深く見たらいいのですか?」とか「先生はどんなところを見ているのですか?」と尋ねられるが、これにはコツがある。

1 プログラムで、演目を確認する。知らない曲や知らないテーマ(人や場所など)があれば、それについて調べておく。

2 演技が始まる前の、クムのインタビューを真面目に聞く。
曲の中には、2つ以上の解釈のあるものがある。例えば、場所の歌だけどラブソングとも言われてる歌とか、伝説や神話の歌だけど現代を比喩している歌、なんてのがある。そのクムが、「場所」をテーマに演技構成してくるのか、「愛」をテーマに演出してくるのかが、大抵はこのインタビューの中でお話しされている。誰々に捧げているとか、どこどこのハラウがやっていたものに感銘を受けた、とか、そのクムがメリーモナークに臨むにあたっての意図が語られることも少なくない。これはかなり観戦の参考になる。

3 オラパが最初に画面に映る時、衣装と道具だけを集中して見る。
歌のテーマと衣装がぴったり合っているなんてことは、メリーモナークでは当たり前なのだが、クムの意図がかなり隠れているのが、このコスチュームだ。何しろ、どんなコンペでも、衣装の点数の占める割合はものすごく高いのだ。踊りにくい衣装でも、衣装点を稼いでおけば、演技で少々のミスがあってもトータルの点数的には問題はないこともある。衣装には各クムの気合いが一番見えるところなのだ。
同時に使う道具を見る。パフのフラなのか、イプのフラなのか。何かの道具・楽器を使うのかどうか。これによって、演技の構成は大きくかわってくるので、この後に見る「抜き所」の予想ができる。

4 オリを歌い始める。
どういう隊形で歌っているか、コーラスにしているのか、古代調なのか、イルカのオリ(早口)なのか、クジラのオリ(ゆっくり)なのか。発音などはトレーニングを積んだオラパしかいないので、必ずできていて当たり前で、実は私は、あまり技術面は気にせず聞いている。

5 カイの演出
どんな感じで配置につくのか。最初の4小節を聞くと、大体わかる。だから、実は最初の4小節分しか見ていない。見てはいるけど、最初の4小節以降は集中していない。
よくカイで踊りを間違えるオラパがあるが、そのほとんどは最初の4小節だ。だから、そこだけ一生懸命見ている。

6 メレ本体
前半はまず、構成を見る。
1番1番・2番2番、と2回ずつの構成になっていれば、その踊りを変えているかどうか、右手右足からのものを左手左足に変えているのかどうか、などを見ている。
2番くらいになると、テレビカメラは足下もちゃんと撮ってくれるので、2番ではステップの完成度を見る。
そして、後半は遠目に見る。
3番になると大抵は、カメラが引く。要するに、遠くから写して全体像が見えるようにしてくる。だから3番では腕や頭の角度についてを集中して見る。
で、最後のバース(ハイナやプアナなど)になると、疲れが見えてくるオラパや集中力を欠いているオラパ、踊りを間違えるオラパ、踊り急ぎや踊り遅れが見られるので、そこに集中して見る。ついでに、ハクやレイの乱れ、クペエの落下、そしてそれらの数を数えておく。これはかなりの減点なので、何が落ちたのか、いくつ落ちたのかが重要だ。

7 ホイの演出
ホイはクムの意図が最も表れる、と言っても過言ではない。オラパ達の基礎力やスタミナがあれば、かなり技術の高いホイが見られる。本来は、カイとホイの持ち点数は同じなのだが、人間が採点するものなので、ホイの方がより点数差が出る。ホイで入賞を決める、ということも少なくない。だから、ホイはカイと違って、最後まできっちりと集中して見ることにしている。

・・・というのが、「抜いて」見るためのコツだ。
ええ~ 全然、コツになってない!
と思われるかもしれない。
しかし、どこをどう見るのかがわかっていると、だいぶラクなのだ。
訳もわからずに、PCの画面をにらみ続けているよりも、このタイミングではここを見て、このタイミングではここを見る、という癖がつくと、ずっと真剣に見ていなくても大丈夫なのだ。
もちろん、私も人間なので、見逃すこともあるし、集中力が途切れそうなこともある。
だが!
審査員(ジャッジ)も人間なのだ。私の集中力が途切れそうな時は大抵、ジャッジの集中力も途切れそうなのである。 ← と思っている
ましてや、ジャッジの皆さんは私より年上だ。絶対に私より疲れているに違いない! ← と思っている

今日はグループ・アウアナ。
昨日のカヒコよりも長丁場になる。
とりあえず、「鑑賞のおとも」は準備した。「主婦業」もできるかぎり、やった。
あとは私も、本番を迎えるばかりである。
お時間のある方はぜひ、またブログをのぞいてください!

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posted by プアアカハイ at 12:09愛知 ☀Comment(0)日記

メリーモナーク2018 グループ・カヒコ後半

メリーモナーク2018グループ・カヒコ後半の解説です。
この解説は私の「ご勝手解説」であり、私の個人的見解・意見です。クムの意図とは違うところもたくさんあると思います。どうかご了承ください。
また、このサイトではカハコー(母音の上の横棒)が表記できません。あしからず、ご了承ください!

それでは、後半です!

16 Halau Hula O Kauhionamauna -Kumu Theresa Kauhionamauna Ramento Tehiva
「Ke `Ala E Moani Mai」
カメハメハ4世の妻、エマ女王が「王様選挙」に立候補した時に、そのキャンペーンに作られた曲。カメハメハの血は5世で途絶えました。6代目の王は選挙によってルナリロ王が選ばれましたが、すぐに亡くなってしまいます。そこで7代目の王を選ぶ選挙が行われました。立候補したのはエマ女王とカラーカウア。僅差でカラーカウアが7代目の王になりました。エマ女王は「カメハメハの花」と呼ばれていました。題名のKe `Alaは、エマ女王を花に喩えていますね。
白の長袖ビクトリアブラウスにティ・リーフのパウ。ブラウスのヨーク部分はレース地。レイはマイレ、ハクとクペエはパラパライ。カメオのブローチをしています。下履きのパウとズボンの赤が美しいです。
細かいモーションもよく合っています。よく練習してきているのがわかる演技です。ただ、カイ・ステップの時に、上げた足を後ろの折り込むオラパが数人いるのがもったいないですね。隊形変換を何度も入れて難しい演出になっています。

17 Halau Hula Ka Lehua Tuahine - Kumu Ka`ilihiwa Vaughan-Darval
「Kahuli Ka`ena」
これもヒイアカの旅もの。ヒイアカがオアフ島ポーハーケアでオリを唱えた時、ペレが流した溶岩によって友人ホーポエやレフアの林が壊滅したのを見ます。この場面を描いた歌はいくつかありますね。
クム・ヒヴァ、いつもきれいですね。
赤銅色の巻きブラウスとパウ。溶岩の色ですね。下履きスカートはオアフ島を表す黄色。レイは何だろう。よく見えませんが、黄色い小さな花が入っていますね。葉っぱからすると、海辺で咲く花と思われます。ハクとクペエはパラパライ。このメンバーは身長差がありますね。こういうメンバーの構成だと、身体の高さを合わせるのがとても難しいです。カイの最初のポーズでオラパの1人が、スカートとクペエが引っかかってしまいました。
途中でテンポが変わるという難しい演出。上半身の使い方がこのハラウのクム独特です。顎の角度がもう少し揃うと良いのですが・・・。難しい上半身や腕の角度、身体の高さはよく合っています。

18 Ke Kai O Kahiki (Kane) - Kumu La`akea Perry
「Ua Nani Kaua`i I Ka `Ehu Kai」
カウアイ島の王マノカラニポーに捧げられた歌。カウアイ島の美しさが描かれています。この歌の作者は、このハラウのクムのクム、故オブライアン・エセルがかつて率いていたNa Wai `Eha O Punaのメンバーだったそうです。
紫のマロ。ベージュの柄が入っています。下履きのマロはくすんだ緑。レイとハク、クペエはパラパライ。それにしても、このハラウのオラパは本当にマッチョですねぇ。みんな、首が太い。よくトレーニングしているのでしょう。
カイからものすごくダウン。それで移動をかけているので技術点がかなり上がりますね。スピーディでハード。後半、下手側のオラパ2人が少し遅れます。ホイもやはり同じ人がわずかに遅れます。エネルギッシュで、カネらしいカヒコですね。

19 Halau Hula Olana - Kumu Howard & Olana Ai and Shelsea Ai Apana
「Hanohano Hanalei I Ka Ua Nui」
カウアイ島の歌が続きます。コンペではおなじみのナンバー。カラーカウア王の妻、カピオラニ女王に捧げられた曲です。カピオラニ女王は、カウアイ島の出身です。この曲はカウアイ島の各地の美しさを描いています。
クム・シェルシー、お母様に本当によく似てきましたね。このクムの現役時代は私と重なっています。その頃からお母様に似ていましたが。
黄色から赤へのグラデーションのパウ。ブラウスは黄色の長袖ビクトリアブラウス。片手ウリウリです。レイはキーカーとマイレ・ラウ・リイ。ハクとクペエはパラパライ。キーカーのレイは作るのが大変です。思い出したくもないくらい大変です。マイレ・ラウ・リイはカウアイ島が原産地です。
このハラウの片手ウリウリは珍しいですね。最後列のウリウリのフェイスと高さが揃いません。また、ダウンの高さがバラつきます。回転(ターン)を終えた後の顔の角度がバラつきます。振り付けもステップもかなり難しいです。ホイの演出は息が合っていないとできないものでしたが、良かったですね。長く一緒に練習しているメンバーのように感じました。

20 Halau Manaola - Kumu Nani Lim Yap
「He Hele No Kapi`olani」
カラーカウア王の妻、カピオラニ女王の旅の歌です。女王は各島を巡り、人々との交流を大切にしました。この方の旅の歌はたくさんあります。
ゴールドの長袖ビクトリアブラウス。ヨークは薄紫。カピオラニ女王はカウアイ島出身なので、薄紫を入れたのでしょう。下履きスカートはオレンジ、ズボンは薄紫です。珍しくいろいろな色を入れていますが、バランスは良いです。ティ・リーフのパウ。ハクは黄色のレフア。レイは黄色のレイ・フル。レイはマイレ。クペエはパラパライ。髪はお団子。
躍動感あふれるカヒコです。オラパが生き生きと踊っているのが気持ちいいですね。大きな隊形変換も美しいです。ただ、勢い余っているオラパと踊り遅れるオラパがいます。メレの最後に1列目下手のオラパが踊りを間違えてしまいました。ホイでは顎を引いているオラパと顎が上がったオラパが混在してしまいました。ハクをしているとこういうところは目立ちますね。最後まで勢いのあるカヒコでした。

21 Halau Kekuaokala`au`ala`iliahi (Kane) -Kumu Haunani & `Iliahi Paredes
「Nani Wale No `Ulakoheo」
オアフ島ウラコーヘオには、Honolulu Iron Worksという鉄工所がありました。スチームが上がり、大きな機械が動いています。
この曲は上がる蒸気を愛に喩えたラブソングと解釈するクムと、そうでないクムがあります。このクムは前者のようですね。
くすんだ青のマロ。下履きはオレンジ。くすんだ青は鉄の色、オレンジは熱された鉄を表現しています。ハクとレイ、クペエはパラパライ。
ダック・ウォークから始まるカイ。迫力ありますね。オリが1人だけだったので、ジャッジの好みのわかれるところです。ホオイポイポ(ラブソング)らしく、アミが多用されています。これだけアミが入っているとハードですね。しゃがんだ時の上半身の角度に少しバラつきがあります。このメンバーは経験差があるように見えました。今後も楽しみです。

22 Halau Mihala `Ilima - Kumu Mapuana de Silva
「Poli`ahu I Ke Kualono O Mauna Kea」
ハワイ島マウナケア山に住む雪の女神ポリアフの歌です。ポリアフは雪の白いドレスを着た美しい女神として有名です。ポリアフを描いた歌はたくさんありますね。(主に、孤独系)
このハラウが神話ものをやるのは珍しいですね。
白のブラウスに白のパウ。レイはマイレ、クペエはパラパライ。ハクは何だろう。アアリイにしては濃すぎるように思います。小豆色。
パフ。今年はパフが少ないですね。
多用されているのはウリリというステップ。人間の心臓の鼓動を表すステップです。パフのフラにはよく出てくるステップですね。ウリリの時に上げるかかとの高さまでよく揃っています。だからパウの揺れ方もよく揃っています。腕の角度、顔の角度もよく合っています。おとなしめの演技に見えると思いますが、基礎力が高くないとできないフラです。これは減点が少ないですね。

23 Halau Na Lei Kaumaka O Uka - Kumu Napua Greig
「Ke Ahi A Lonomakua」
火の女神ペレと豊穣の神カマプアアの愛の話です。カマプアアは8つの目を持つイノシシ豚で、普段はハンサムな男性の姿をしています。元々、じめじめした肥沃な森を好む豚と、火をつかさどるペレでは、その関係はなかなかうまくいきません。Lonomakuaというのは火の神で、ペレはその神に願ってカマプアアの森を焼き払いました。因みにこの2人の間には女の子が生まれています。
パパヘヒ(踏み板)とカラアウを使うようです。今年は2ハラウ目ですね。
白のタイトなブラウスに赤のパウ。パウには山を表すタパ柄がついています。ハクとレイ、クペエはパラパライをベースに赤っぽい花が入っています。何だろう。リコレフアのように見えるのですが。
半円を描くような隊形で踊っています。珍しいですね。こういう隊形だとバラつきが目立ちません。前半、かなり踊り急いでしまったオラパがありましたが、こういう隊形だと目立たないです。パパヘヒの使い方は単調ですが、カラアウの方はかなり大きく使っていて迫力があります。ホイの最後にダック・ウォークを入れました。パパヘヒを使ったフラは当然ですが移動がないので単調に見えますが、最後のホイで動きをうまく出してきました。うまい演出ですね。

24 Halau IKa Wekiu (Kane) - Kumu Karl Veto Baker & Michael Lanakila Casupang
「Aia `O `Awini Pali Ali`i Hula`ana」
カメハメハ1世の誕生にまつわる話。題名にある`Awiniとはハワイ島コハラ地区の地名で崖があります。ここでカメハメハ1世は隠されて育ちます。カメハメハ1世が生まれる時「ハワイを焼け野原にする子が生まれる」とカフナ(祈祷師)達はその誕生を強く反対しました。プログラムにはカメハメハ1世の名前はありませんが、その子供の名前を「Pai`ea」と書いています。が、このPai`eaはカメハメハ1世の正式名の一部です。ここらへんが、にくいですねぇ。わかる人にしか、わからん、という書き方です。メリーモナークならでは、ですね。
白に黄色と茶の模様入りのマロ。この模様は稲妻と山を表しています。ハクはリコレフア。レイとクペエはパラパライ。
カイは時間差を使い、ウリリステップで迫力を出しています。身体の角度、腕の角度など細かいところまで非常によく合っています。アミ・ククもよく揃っています。カメハメハ1世のものは野性的なフラになっていることが多いですが、このハラウのものは品がよく、清潔感ある振り付けと演出でした。「余分なことをしない」という、ある種の潔いフラだったような気がします。良かったです。

25 Halau Ka Lei Mokihana o Leina`ala - Kumu Leina`ala Pavao Jardin
「No`eno`e Maika`i Ke Aloha」
緑豊かなカウアイ島を描いています。カウアイ島のハラウならではですね。マカナ岬のラウアエ、香りの良いモキハナ、カウアイ島は別名ガーデン・アイランドと呼ばれています。
このクムは私の先代のクム、レイ・フォンセカからウニキを受けています。
白の長袖ビクトリアブラウスに紫のパウ。イプヘケを使うようです。ハクとクペエはパラパライ。レイはマイレ・ラウ・リイと黄色と緑のプアマナシェルのようです。
かなり大きなイプヘケを使っていますが大きく振りながらのカイは良いですね。普通は踊りに使うイプヘケは小さいのを使わせるのですが、このメンバーはかなり大きなサイズを使っています。これだけで加点されます。大変な大人数のノホ・フラですが、音・声ともよく揃っています。普通はこれだけ広がっていると、声と音がずれるのですが、非常によく合っています。時間差、バックベントとも技術をしっかり見せる演出になっています。ノホの状態でのアミも技術点を上げる効果があります。ホイもしっかりと大きなサイズのイプヘケを使っての移動。圧巻です。普通はノホだと地味になるのですが、これだけの大人数でイプヘケを使うと迫力がありますね。私はとても好きです。これは点数が伸びそうな予感。

26 Halau Hula `O Kamuela - Kumu Kau`ionalani Kamana`o & Kunewa Mook
「Maika`i Maunawili」
この歌はコンペではおなじみのナンバー。リリウオカラニ王女はこのマウナビリにあったジェイムズ・ボイドの邸宅をたびたび訪れていました。
クム・カウイ、少しふっくらされたような・・・。
黄緑の七分袖ビクトリアブラウスにティ・リーフのパウ。ハクとクペエはパラパライ。レイはマイレとピカケ。人数も多いし、会場はかなり良い香りがしていることでしょう。
爽やかな衣装ですね。レイのピカケがかなり開いてしまっていますね。命の短い花なので仕方ないです。
実に見事に揃っています。このハラウは毎年、本当によく揃えてきますね。見ていない方の腕の角度も非常によく合っています。特にオニウ・ステップの時のティ・リーフのパウの揺れがとても良く合っています。ジャッジをしているクム・エインズリーが、「衣装も音楽。揺れるリズム、葉の広がったりぶつかったりする音、それが見ている者にリズムを感じさせなければならない」とおっしゃっていましたが、それはこういうことなんだな、と感じさせます。

27 Kawaili`ula (Kane) - Kumu Chinky Mahoe
「Ke Kaua O Kepaniwai」
カメハメハ1世のマウイ島での戦いの歌。戦艦をマウイ島に乗り付けたカメハメハ軍はマウイ島の酋長カラニクープレの軍隊をイアオ渓谷に追い詰め、勝利します。この時、イアオ渓谷は血で真っ赤になった、と言われています。
黄色に赤の柄入りマロ。青の縛り布。ハクとレイ、クペエはクペエ・シェル。またもやカラアウとパパヘヒ。この道具は、これで今年は3ハラウ目です。
人数の割にオリが大きい。迫力ありますね。7人しかいないとは思えない。カイからカラアウをしっかり使っています。クムが舞台正面の真ん中で、オラパの前でホオパア。珍しいです。ホオパアもフラの演技の一部、という考え方なのでしょう。ただ、ジャッジの好みはわかれるところです。
こういうパパヘヒの使い方は、私の先代クム、レイ・フォンセカもやっていました。クイで移動して、またパパヘヒの所へ戻ってくる、という使い方。うっかりするとパパヘヒを蹴っ飛ばしてしまうので、実はかなり難しいのです。こういうところで技術点が上がってきます。体格差がかなりありますが、カラアウの角度も非常によく合っています。よく訓練している、という印象です。

28 Halau Hi`iakainamakalehua - Kumu Robert Ke`ano K`upu Ⅳ & Lono Padilla
「Nahi`ena`ena」
題名のナーヒエナエナとは、カメハメハ1世とケオプオラニ(第一王妃)の間に生まれた女の子の名前です。後のカメハメハ2世・3世の妹に当たります。ナーヒエナエナはカメハメハ3世と深く愛しあっており、将来結婚する予定でしたが、この時代にハワイへやって来たイギリス人宣教師によって血族結婚を禁止され、ウィリアム・レレイオホクと結婚します。亡くなったのはわずか21歳。カメハメハ3世の悲しみはたいそうなものだった、との記録も残っています。
白のカボチャブラウスに白のパウ。パウにはタパ柄がついています。下履きのスカートはオレンジ。レイは輪にしたマイレ、クペエはパラパライ。ハクはイリマ。王族の象徴ですね。この時代の流行で、ハクはかなり小さな輪です。また、髪を細かく縮れさせて広げるのもこの時代の特徴です。
またもやカラアウ。パパヘヒを使わないので、短めのカラアウです。これだけ短いカラアウだとノホかな・・・と思ったら、やはりノホですね。
上半身の角度もとてもよく合っています。ローリングも入れています。上半身の角度はとても難しい角度を取っており、後ろ向きになる隊形も取っています。これは難しいですね。これだけ難しい演出ですが、とてもよく合っています。ノホは普通地味で、点数が抑えめになることが多いのですが、これは減点するところはなく、加点もかなりされそう。ただ、同じ道具が今年は何度も出てきているので、そこは不利になりますが・・・。

29 Ka La `Onohi Mai O Ha`eha`e - Kumu Tracie & Keawe Lopes
「He Inoa No Kalani」
カラーカウア王の妻カピオラニ女王の甥(妹の子)であるデビッド・カヴァーナナコア王子に捧げられた歌。オアフ島ヴァイアールア地区の美しさを描いています。いろいろな地名が出てきます。
水色の七分袖ビクトリアブラウスに青のパウ。イプヘケを使います。レイはパラパライとアアリイ。ハクとクペエはパラパライ。
イプヘケも2ハラウ目。今年は道具が重なりますね。昨年はやたらとウリウリが多かったような。
出だしで少し音がバラつきましたが、その後は良い感じです。上げたイプヘケの高さが少し合いません。上げた腕の角度も少し差があります。身長差が激しいのでしょうか。イプヘケを床につける時も持ち上げる高さがバラつきます。上半身の角度はよく合っています。

さて・・・どこが入賞するのでしょう。
私の予想は、ものすごく当たる年もあれば、サッパリの年もある。今年はどうだろう・・・。

さて、明日はアウアナです。
明日も楽しみです!
お時間のある方はまた明日もお付き合いください。