Nathan

今日はネイサン・アヴェアウアリアナ・セイユによるライブに行ってきました。
半年ぶりに聞くネイサンの生歌声。本当に素晴らしい。
今夜は特にボトムラインというライブハウスでの開催だったので、音響もとても良かった。
ホテルでのディナーショウよりも、ずっとずっと良い。もちろん、ディナーショウだと美味しいお料理が付いてくるが・・・。
ショウそのものは、ライブハウスの方が見やすいし、音も良いような気がする。

今夜のショウは曲数も多く、いろいろなCDに収録されている曲を歌ってくれた。
どれも私のお気に入りの曲ばかり。
今夜、私が一番感動したのは、
`Aina Hanau
だった。
3曲メドレーで歌った中の一番最初に歌った曲。
もちろんCDも持ってるし、何度となく聞いた曲なのだけれど、なんだか今夜はものすごく感動した。

ここんとこ、夫の実家の整備で忙しく、音楽を楽しんでいる時間など、まったくなかった。
寸暇を惜しんでの作業が続き、身体だけでなく心も疲れていたように思う。
そんな中で聞いた`Aina Hanau。
誰にも自分の生まれ育った土地を愛する心はある。
それは、この歌の中にも出てくる、「自分にとっては、これ以上には絶対にない場所」なんだなぁ。
故郷から離れて暮らしている人も、きっとそう思っているだろう。離れているからこそ感じる、という人もあるかもしれない。

「故郷を思う」という感情は、実家にそのまま住み続けている私(夫はマスオさん)には、理解はできても実感としては、今まではなかった。
でも・・・
見事に荒れ果てた夫の実家を整備していると、「なんでこんなになっちゃったんだろう」という夫の無念を感じる。
故郷って、誰にも大事なものなのだ。
中にはそうではない人もあるかもしれないが、それでも、自分のルーツだ。
そんなことを考えながらネイサンの`Aina Hanauを聞いていたら、涙がじんわりと出てきてしまった。
夫には再び、あの実家を愛してもらえるよう、頑張らなくっちゃなぁ・・・と思った。

いやはや、久しぶりにネイサンの素晴らしい歌を聞いて、アリアナの美しいフラを見て、本当に癒された。
これで明日も頑張れる。
今日は義弟の通院だったが、明日は役所による聞き取り調査がある。
夫の実家に日参するワケだ。
なかなか自分の時間を持てない状況なのだけれど、今日のライブを見て、元気をもらった気がする。
明日も頑張るぞ~
posted by プアアカハイ at 23:07愛知 ☁Comment(0)日記

ローストビーフ!

週末+レッスンの入っていない日は夫の実家へ掃除に出かけている。
今日、ようやく1階の全てのフローリング床のワックスがけと壁磨きと照明器具のカサ洗いが完了した。
いやはや・・・ここまで来る道のりを考えると、感無量
未だ、「開かずの間」があるのだけれど、そこには知的障害のある義弟の持ち物はなく、とりあえず彼の一人暮らしに必要なスペースは確保されている。
まだまだ通って掃除をする必要はあるけれど、ちょっとスローダウンできそう。
我が家の大掃除も母の奮闘のお陰でほぼ完了した。
これで心おきなく、年末を迎えられそうだ。

今日は、私の留守中の家事を頑張ってくれた母、義弟の生活も支えるために頑張っている夫、そして自分へのご褒美に、ローストビーフを作った。
デパートで買ってきたのではなく、作ってみたのだ。
こんな感じ。
ローストビーフ.jpg


ローストビーフは自宅でもちゃんと作れる。
私はオーブンも電子レンジも使わない。
オーブンを使うと、使った後が大変ということもあるが、火が通りすぎることも問題なのだ。
電子レンジでもできるが、余分な油を落とすのが十分にできない。それに、「本格的感」が薄くなる。
私は、ビタクラフトというメーカーの、無水フライパンを使って作っている。
分厚いステンレスのフライパンで、ものすごく強固な蓋が付いている。
このフライパンで油をひかずに両面をしっかり焼いて、蓋をして放置すること40分。それで中が赤いままでありながら余分な油を落とし、なおかつしっとりと柔らかいローストビーフができる。

この、40分、というのがミソだ。
実は、これはテキトーなんである。
要するに、ただの私の勘なのだ。
これくらいの厚みのモモ肉だったら、これくらいの時間かな~ という、私の勘だけだ。
肉の産地や銘柄によっても若干の違いもあるので、ローストビーフを作る時は緊張する。今回の肉は、近所のスーパーが新装開店したセールで買ったとは言え、黒毛和牛なので、絶対に失敗は許されない、というガチガチの緊張感の中で料理した。
今回はかなり上手くできた。
ちなみにローストビーフの左上の黄色いヤツは、マッシュポテト
夫が牛乳嫌いなので、我が家のマッシュポテトは牛乳の替わりに卵黄を使う。だから黄色いのだ。

このように、焼くのは簡単なのだが、肉の漬け込みは繊細にやっている。
どういうソースにするのかによって、漬け込みダレや香辛料が変わる。←私のこだわり
今回はゆず胡椒を効かせたソースにしたかったので、昨夜の漬け込みには、赤ワイン、お酒、粒マスタード、ローリエ、塩、胡椒を使った。
まな板の上で香辛料をしっかりとすりこみ、チャック付きの保存袋に赤ワインと日本酒を入れて肉を投入し、よく揉んでから一晩寝かせた。
ソースはゆず胡椒、酢、大根おろし、昆布だし、鰹だし、みりん、醤油などなどを混ぜて温かいソースに仕上げた。

料理は楽しい。
一生懸命に料理していると、他のことをすべて忘れられる。
いわば、私のストレス解消なのだ。
忙しい時とか、ストレスが貯まっている時ほど、気合いの入った料理を作っているような気がする。
そしてそれを食べることによって、またまたストレスが解消できるのだから、実に合理的なストレス解消法かもしれない。
それを美味しそうに食べている母や夫の様子をみるのも、楽しみの一つだ。

これだけ忙しいと、お茶漬けにしちゃおう!とか、うどんにしてしまえ!と思いたくなるところだが、そういう物では力が出ない。←タンパク質大好き
さぁ、栄養も注入したとこだし、明日のレッスンも頑張るぞ~

posted by プアアカハイ at 20:08愛知 ☁Comment(0)日記

息子が3人???

一昨日、父の通院へ行った。
昨日は夫の実家の大掃除と我が家の大掃除の両方で、ヨレヨレである。
大掃除に関しては、何しろ何年もしっかりと手を入れていない夫の実家はかなり大変なのだが、それでも着実にキレイになっていっている。ペットのおしっこ染みや手垢も少しずつ除去している。傷んだフローリング床の補修も大体終わった。壁に開いた穴もパテで埋めて壁紙を貼って修理できた。まだ「開かずの間」はあるのだが、取りあえず、知的障害のある義弟が一人暮らしするには十分な清潔な空間が確保できた。まずまず、ほっとしている状態だ。

一方、父の通院はだんだん大変になってきている。
以前、父との会話はまるで「なぞなぞ」のようだった。言葉が上手く出てこないので、何を言いたいのかを引き出すのに、なぞなぞのような会話を繰り返していたのだ。
しかし今では、その「なぞなぞ」もできない。
とにかく、言っていることが意味不明で、サッパリわからんのだ。
なぞなぞのように質問をどのようにしていいのか、それもわからない。父の言うことの90%以上が意味不明なので、質問の仕様もない、という感じだ。
認知症患者に「否定」はしてはいけないので、「そうか、そうか、良かったね」を私は繰り返しているのだが、これも運転しながらだと、結構大変だ。

最近はまた昼夜逆転が再開している。
お昼ご飯を食べながら寝てしまったり、夜中はずっと起きていて、犬のぬいぐるみに話しかけている。父にとってはそのぬいぐるみは生きていて、父はぬいぐるみにご飯を食べさせようとしたり、バスタオルを丸いお団子状にして「ぬいぐるみの家」を自分のベッドの上に作ったりしている。
主治医のお見立てでは、筋萎縮症は落ち着いているのだが、認知症はかなり進んでいる、とのことだった。
私もそう思う。
今でも父は、自分でバーをつかまりながら、私の車に乗り込むことができる。一時期できなかったが、復活したのだ。
しかし一方で、父の認知症は本当に進んでいる。

先生が、
「最近は眠れますか?」
と尋ねた。スタッフからは、眠れていない、と聞いていたので、先生にはお伝えしてあったのだが、本人はどう思っているのか?
「ええ、ここ2週間くらい前から、毎晩、息子達が夜中にやってきて、あれこれ私に話しかけるので、なかなか眠れません。」
そんなこと、あるわけない。最近、私は弟に会っているが、弟はそんなことはしないし、そんな話も聞いていない。それに、「息子達」って? 息子の他に誰かが来ている、と思っているのか?
「そうですか。加藤さんには息子さんは何人いらっしゃるんですか?」
「息子は3人ですっっ!」
と、キッパリ言いはなった。
・・・父に、息子は1人しか、おらん。私の弟、1人きりである。
私は娘だ。私もカウントしているのか?
いや、待て。それでも2人にしか、ならん。
私の夫を加えているのか? いやいや、私の夫のことを、父は自分の兄だと思いこんでいる。これには夫もビックリしていたが。「ワシは、お父さんよりも年上じゃあ、ないぞ!」なんて言っていたっけ。
じゃあ・・・「3人」って、誰なんだろう・・・。
「そうですか、皆さん面会に来てくださっているんですね。」
と先生は、父には息子が1人しかいないことを承知の上で、話を合わしてくれた。
「はい。みんな、毎晩、夜中に来てくれます。」
「それで眠れないんですね?」
「いいえ、よく眠れています。」
・・・どっちなんだ・・・。さっき、眠れません、って言ってたじゃんか~!

父の認知症はぐっと進んでいる。
最近は収集癖も出てきて、トイレに置いてある消毒薬品やお尻拭きのペーパーや掃除道具(!)を全部自分の部屋に持ってきてしまう。隣のユニットのおやつ用のお菓子を全部自分の部屋に持ってきてしまう。
人から見れば「盗み」なのだが、本人に「犯意」はないので、一応、窃盗罪には当たらない。
・・・とはいえ、そのままにもしておけないので、父の部屋に入る度、父の物ではない物を探してはスタッフにお返ししている。
本当に申し訳ないことだ。

今回も通院から帰ると、父の部屋を見渡した。
引き出しの中から、大量の「大人のお尻ふき」というウェットティッシュが出てきた。
「お父さん、これ、どうしたの?」
「それはもらったんだ。アンタにあげようと思って、そこに入れといた。」
「ああ・・・そう・・・。じゃあ、もらっていくね。」
私は5袋にも及ぶ「お尻ふき」を持って、そのままスタッフにお返しした。
父の部屋に戻って、他の引き出しもさりげな~く開けてみた。
すると、「なごやん」(名古屋人なら誰でも知ってるカジュアルなお饅頭)のお徳用パックが大量に出てきた。
「お父さん、これ、もらったの?」
「うん、そう。でもそんなにたくさん食べられんから、持って帰りな。」
「ああ・・・そう・・・。じゃあ、もらっていくね。」
それもスタッフにお返ししたのだが、そのスタッフは、
「これ、これ! 昨日、隣のユニットで、おやつ用のなごやんが消えた! って、大騒ぎになってたんです~! 良かった、見つかって!」
と言った。
「す、す、すみません!」
と謝ると、そのスタッフのお姉さんは、
「いえいえ、いいんですよ。加藤さんの部屋にあるのは、どうってことないです。糖尿病の利用者さんが持ってっちゃってたら、どうしよう!と、みんなで探していたんです。」
そう。父は糖尿病ではない。なごやん1箱全部食べたとしても、生死には問題ないだろう。
スタッフのお姉さんはホッとしていらした。
お姉さんが言うには、先日はトイレの掃除ブラシ(柄の長いやつ)が、父の杖立てに入っていたそうだ。
なんだか、いろいろ集めてきているようだ。

父は認知症は進んでいるのだけれど、穏やかにもなってきている。
以前はピック病が強く出ていて、怒ってばかりいたのだが、最近はニコニコしている。機嫌はすこぶる良い。
それだけでも、救いだ。
どうしてやることも、認知症が良くなることもない。
でも、心穏やかに過ごしてくれると、私は嬉しい。
ビックリすることもたくさんあるのだが、それも興味深い。
父との面会は面白いこともたくさんある。
それもこれも、楽しみながら見守っていきたいなぁ。



posted by プアアカハイ at 14:29愛知 ☁Comment(0)日記