私はステージ衣装や練習着にパレオを着ることはない。
パレオは嫌いじゃないのだが・・・あの、「パラパラする感じ」がイヤなのだ。裾が乱れるし着崩れるし、だらしない感じが私は好きではない。クムも練習着としてのパレオは認めていない。
ところが・・・
そのパレオ専門店で、どうにも欲しくなってしまったパレオがあった。
心揺さぶられる、というか、何とも心惹かれた柄だった。
同じ柄で、色違いを2枚購入した。
しかし、それをいつ、どんなシチュエーションで着るのか??? と、買ってから、考え込んでしまった。
すると、その店先に、パレオを使って作ったポンチョ的な物が売られていた。
「これ・・・いいんじゃないの?」
と思い、早速、昨日ミシンを押し入れから引っ張り出して作ってみた。
そして、できあがったのが、これ。
これはたたむと長方形になる。シワになりにくく、運搬に便利だ。これから始まる、夏のイベントのMC用にもいいかもしれない。MCの時は、踊るわけではないので、ドレスは遠慮すべきだ。いつも、着る物に困ったりするが、これなら持ち運んだりスーツケースに入れても大してシワにならなさそう。
これは、案外、簡単にできる。
真ん中で裁断して、ヒモ通しとヒモの布を取り、基本、長方形のパレオの形を崩さないよう、首元にヒモ通しを付けて、そこにヒモを通しただけのもの。
製作時間は、試行錯誤を繰り返したので、私にしては少し長めの3時間。
まだ改善の余地はありそうだが、とても気に入っている。
身体の大きい私にはピッタリだ。
「できた、できた~」と母に見せびらかした。
するとその後、母が何やら押し入れをゴソゴソし始めた。
「何やってるの?」と尋ねると、
「私も要らないパレオ、あるよ~」
・・・つまり、作って欲しい、ということなのだ。
というわけで、今日は義弟の通院と父の施設面会を済ませ、買い物をして帰宅してから、母のパレオ・リメイクをした。
母はかなり小柄なので、身幅も着丈もずいぶん短くした。おかげで、余り布がたくさんできた。もったいないので、その余り布でフリルを作り、ヒモの幅も太くして、可愛い感じのポンチョを作ってみた。さきほど出来上がったのだが、母はとても気に入ってくれた。試着した母は、ものすごく可愛いてるてる坊主みたいな感じで、よく似合っていた。
良かった、良かった。
たぶん、母は次のレッスンに着ていくに違いない。
どうか、私の力作をご覧になっていただきたい。
・・・というわけで、母のパレオ・ポンチョの写真は後日、お披露目(!)が終わってからブログに載せます。
パレオはもう一枚、ある。
それはどんな風にしようかなぁ~ と考え中。
私は「ワケのわからん服」が結構好きだ。
これはどうやって着るのか? 着るとどんな形になるのか? ・・・が、「わからん」服が好きなのだ。
私は身体が大きいので、そういうパンチのある服の方が似合ったりする。
写真に写っているポンチョはもう少し改良する予定。
明日はレッスンの帰り道に手芸店をのぞいてみよう。何か、良いアイデアがあるかもしれない。
・・・って・・・結構私は忙しいんだが・・・ レッスンの他にも、父のこともあるし、義弟のこともある。でも洋裁と料理は私の良い気分転換になっている。
ヒマを見つけて、もう少し改良してみよう~!